介護福祉士
1949年 3月 2日 生まれ
1973年 4月 ~
2000年 3月まで医療事務・看護助手として病院勤務
2007年 2月 特定非営利活動法人
ふくろうSUWA設立 理事長に就任
自分が重度心身障害者を養育していく中で、言葉は話せないが理解はしていても、話せないと言うだけで何も分かっていないと思われがちな支援の中で、利用者の目線に沿った支援をしたいという思いと親亡き後も障害の重い人たちが、生まれ育った地域で自分らしく当たり前に暮らして行くために必要な福祉サービスとして下記の三つが最低限度必要と考えます。
①グループホーム
②本人・家族支援活動(居宅介護・訪問開度・日中一時 預かり・介護予防訪問介護)
③日中活動の場(通所施設・仕事の場・ディサービス)
しかし、当時の諏訪地方では、障害の重い人にとって特に①と②が不足している現状がありました。その状況を憂慮して、平成18年3月に居住地である原村在住者と障害児者の保護者、施設入所者とその保護者、関係者が集まって「グループホーム設立準備委員会」を結成して特定非営利活動法人取得のための活動を始める。
平成19年2月に特定非営利活動法人の資格が認可されタイムケア事業を開始する。翌年の4月には障害児タイムケア事業を開始する。その後も、グループホーム設立のために居宅介護事業所・介護保険事業所の認可を受け事業をつづける。
平成23年1月に長年の念願であった「グループホームふくろうの家」を設立する。
新たな事業を立ち上げてみると・・・
事業を継続する中で利用者や家族の様々な要望等を耳にすることが多くなり、当事者が必要とするサービスに繋げることの必要性を感じて平成24年4月に「ふくろう相談支援センター」を立ち上げる。その中で日中活動の場はあるものの、重度の身体障害に加えて言葉が話せず意思疎通の困難な人や病気がちの人達の想いを理解して、日中通所できる場所が少なくホームや自宅に閉じこもりがちの状況があった。
経営状態も安定していたこともあり、そういう人たちのを受け入れる場所として多機能型事業所(生活介護・就労継続支援B型)を立ち上げました。
立ち上げるに当たり、建物の改修等に手持ちの資金をつぎ込んだこと、定員を満たしていなくても定員基準定められたなスタッフを確保しておく必要があり、船出はしたものの経営を圧迫するようになった。しかし利用者が集まれば問題ないのですが、なかなか利用者が集まらない状況が続き資金繰りも段々厳しくなり、利用者確保のためのスタッフが利用者確保に奔走するなど一つになり協力してくれたこともあり、3カ月過ぎたあてりから利用者も増え始め最悪期を脱することが出来ました。その後はスタッフ確保には苦労しましたが、こうした辛い経験を通してスタッフが一つになり協力し合っていることに感謝しています。今では、加算のおかげもあり多少ながら一時金を支給出来る様になりました。